ほのぼのサポート日和

実家での何気ない時間、ホッとする瞬間とユーモア

我が家のお地蔵父、ついに"任務"を与えられる

        〜お地蔵父の任務日誌〜
家でほぼ動かない"お地蔵スタイル"の父に、ついに役割ができました。母の負担軽減と父の運動不足解消をかけた、我が家の小さな作戦の記録。

父は動かない。
とにかく動かない。

寒がり問題は、いまだ

"未解決フォルダ"

そして尋常じゃない寒がり。
年中、ひざ掛けマント。
家の中なのにアルプスの山小屋みたいな格好で生活している。

「寒がらず暮らせる日」を目指して
靴下、レッグウォーマー、暖房、温活グッズ
……できることは全部やった。

しかし寒がり問題は、いまだ"未解決フォルダ"に保存中。

一方で、母の体力は待ってくれない。

母の体力に限界サインが出た日

長年ワンオペ家事。
もはや家事界のベテラン職人。

でも職人にも定年は来る。

そこでついに発令されたのが

父・社会復帰プロジェクト(家庭内)

とはいえ、いきなり料理とか掃除は無理。
なぜなら父は

「家のどこに何があるか」をほぼ知りません。

レベル設定、大事。

父の任務(レベル1)

・玄関の鍵を閉める
・カーテンを閉める
・雨戸を一ヶ所閉める  以上。

文字にすると幼稚園の当番表みたいだけど、
我が家ではこれは国家プロジェクト級。

褒めて伸ばす作戦、発動

私が実家に行くたび確認。

できていたら
👏「すごい!!完璧!!」
👏「プロ!!戸じまりのプロ!!」

もはや褒め方が幼稚園。

するとどうでしょう。

父、ちょっと誇らしげ。
習慣化、成功。

……と思ったのも束の間。

しかし現実は、惜しい事件の連続

・閉めたはずの玄関が普通に開いている
・見回った部屋の電気がフル点灯
・雨戸は閉まっているが、窓は全開

惜しい。
方向性は合っているが、詰めが甘い。

結果、

「見回りの見回り」係が誕生

それでもね。

母は、何でも自分でやらないと気が済まない人。
その母が「任せる」ことを覚えた。

父は座っているだけの人から
「一応、家の一員」ポジションへ昇格。

完璧じゃない。
むしろ抜け多め。

でも家の中に"分担"が生まれたこと。

それはたぶん、
二人のこれからの生活に差し込んだ、小さくて、でも確かな光。

今日も父は見回る。そして母は、その見回りを見回る。
これが二人の連携プレー。

手洗い・うがい・マスクーーそして、まさかの抜け道

季節を問わず、今や「手洗い・うがい・マスク」は日常の定番。

清潔意識が高い両親には、いつも感心していたのですがーー。

ある日、思わぬ"抜け"を発見してしまいました。

笑ってしまうほど微笑ましい、その一幕をどうぞ。

 

 

冬に限らない"予防フル装備"

 

最近では、季節を問わず「手洗い・うがい・マスク」が当たり前になりました。

 

うちの両親もその意識は高く、コロナ禍以来ずっとマスクは二重。

「苦しくないの?」と聞きたくなるほどですが、その気概には頭が下がります。

入店時のアルコール除菌も欠かさず「シュッ」。

減ってきた今でも続けている姿に、「すごいなぁ」と内心拍手です。

 

"シュッ"が合言葉

 

ある日、両親と一緒に買い物へ。

お店に入る前、いつものように母が「シュッ」父も「シュッ」。

私もつられて「はい、シュッ」。

ここまでくると、もう一家そろって"アルコール音頭"です。

 

ところが帰宅後…

 

用事を済ませ、実家に戻ってまずは手洗いタイム。

私はハンドソープを泡立てながら「手洗い!手洗い!」と念入りに。

すると……あれ?

両親、手を洗ってないじゃないですか!?

 

「トイレ行ったあと洗ったから大丈夫」

「外でもアルコールしたし」

 

いやいや、そういうことじゃないんです。

外出後の手洗いこそ大事なんです!

 

今日から"手洗いリスタート"

 

「はい、今日からは習慣にしますよ」と、

素直にうなずくふたり。

その返事がかわいくて、スパルタモードもすぐ解除です。

 

マスクも除菌も大事。

でも、見落としがちな"基本の手洗い"

こそ、健康のいちばんの味方。

 

なんだかんだで、今年の冬もこの家は清潔元気で乗り切れそうです。

体温計ひとつで、我が家は少し賢くなった

 

体温計ひとつで、我が家の健康意識が変わりました。

免疫頼みだった両親と、1秒測定の感動までの小さな記録。

 

風邪は免疫で治る時代

は、もう終わった

 

今の季節、我が家で一気に出番が増えたものがあります。

それが体温計です。

 

以前の両親は、

「ちょっと風邪っぽいね」

と言いながら、特に何をするでもなく、免疫頼み。

それで治っていた頃は、確かにありました。

けれど最近は違います。

 

風邪だと思っていたらインフルエンザ。

喉だけだと思っていたら肺炎。

 

しかも、二次的な症状で足に力が入りにくくなり、ようやく病気へ行って判明、という流れ。

 

今更ながら思います。

もう、免疫で治る年ではない。

 

「風邪かな」

「喉がちょっと」

この小さなサインを、見逃してはいけない年齢なのです。

 

父vs体温計の静かな戦い

 

というわけで、体温を測る機会が増えました。

 

ここで問題になるのが、父の寒がり体質。

 

体温計のスイッチを入れ、

何枚もの服をかき分け、

脇に差し込み、

挟めた……と思ったらタイムオーバー。

ある時は、脇に挟んだはずの体温計が、なぜか服の中から発見されるという怪奇現象。

 

表示された体温を見ながら、

「……これ、ちゃんと脇に届いてた?」

という不安が消えず、

結局、何度も測り直すことになります。

 

父と体温計の格闘は、

なかなかの見応えがあります。

 

おでこで測れる

体温計を探す旅へ

 

そこで私は提案しました。

「おでこで測る体温計、買おう」

 

善は急げ。

さっそく近所のドラッグストアへ。

 

ーーありません。

あるのは脇用のみ。

 

気を取り直して、少し足を伸ばしホームセンターへ。

 

母と一緒の買い物でしたが、

二軒目となると、今度は母の足が心配になります。

店内に車椅子を見つけ、

「乗る?」と聞くと

「まだ大丈夫」とのこと。

 

ただ、その車椅子はチェーンロック付き。

「ご利用の際はサービスカウンターまでご連絡ください」

 

……正直、

現実的ではないな、と感じたのは私だけでしょうか。

 

利用者側のモラルの問題もあるのでしょうが、

いつかショッピングカートのように、

当たり前に車椅子が並ぶ日が来てほしいと、少し思いました。

 

そして、三軒目

でようやく出会う

 

店内をぐるぐる探し回りましたが、ここでも脇用体温計のみ。

 

こうなると、残るは家電量販店。

 

そのお店は、入り口に車椅子があり、

迷わず利用して体温計売り場へ。

 

ーーありました。

おでこで測る体温計。

 

ここで気になっていたことを店員さんに質問しました。

「おでこで測る体温計って、正確なんですか?」

 

返ってきた答えは、とても分かりやすいものでした。

 

脇とおでこでは測る場所が違うため、

当然、体温に差が出る。

 

正確性を求めるのなら、断然わき。

 

おでこ体温計は、自分の平熱を把握しておき、

それより高ければ"熱がある"と判断する使い方が良い。

 

なるほど。

とても納得。

 

1秒で終わる、父の感動

 

無事に購入し、帰宅。

 

父の体温を測るとーー

 

ピッ。

1秒で終了。

 

父の表情が、明らかに明るくなりました。

 

もう、服をかき分ける必要も、

体温計を探す必要もありません。

 

ありがとう。

本当ありがとう、文明。

 

体温ひとつで

守れるもの

 

体温ひとつで、

我が家は少し賢くなりました。

 

風邪かな、で終わらせない。

小さな異変を、ちゃんと見る。

 

免疫に頼る時代から、

気づいて対処する時代へ。

 

そんなことを、

体温計ひとつに教えられた気がします。

 

 

 

 

 

 

 

父、冬に負けない装備を求めて。

 

〜もはや防寒ではなく"鎧"〜

冬支度ミッション、発動

 

我が家の冬は、天気予報より先に父の寒がり指数で決まります。

父が「今日は冷えるな」と言えば、たとえ外が15度でも"冬日扱い"です。

 

そんな父のために、今日も我々は買物へ。

 

父仕様のチェックリスト

 

1.駐車場は入口のほぼ隣じゃないと寒い

2.通路は広くないと父が回転できない(?)

3.車いす完備だとテンションが上がる

4.ベンチは"父のオアシス"なので必須

 

距離より通路幅。

駅近より"父近"

多少遠くても車なのでOK。いやむしろ広い店ほど父向き。

 

今年の目標:父の

アウターを確保せよ

 

父はとにかく着込みます。

雪山でも行くのかという層の厚さ。

なので今年のアウターはツーサイズ上指名買い。

 

しかし店に着くと、目の前には限られたサイズの壁。

 

母と私は、もはや選ぶというより回収作業のような勢いでアウターを引っ張り出し、父にどんどん着せる。

 

父「よし…着るぞ…(もはや気合)」

私「はい次いきまーす!」

母「袖通った?通った?通ってないね!」

 

試着なのに汗ばむ展開。

上着の試着でこんなに体力を消耗する人、他にいる?

でも、なんとか一着選べた!

母と私はハイタッチ寸前。

 

「これでこの冬、父はあったかい!」

「家で『寒い寒い』言わなくなる!」

「ひざ掛けマントとも、そろそろお別れ!」

 

そんな希望に満ちて帰宅。

 

しかし父、想定外の動き。

 

家に帰り、父は昼寝💤

目覚めた瞬間、まさかの一言。

 

父「……冷えるな」

 

そこからの行動が早かった。

 

・新しいあったかインナー

・今回、家着に格下げされたダウン

・今日買ったアウター

 

重ね着・三連コンボ。

 

完全にラスボス戦の装備。

家の中でひとりだけエベレスト仕様。

 

私と母「ちょっと待って?今日の買い物の意味どこいった?」

 

父は、暖かさの限界突破に挑むように着込み続ける。

 

結論

 

父の寒がり対策は、まだ"プロローグ"

本編はこれから。

 

 

冬の節約モード、ただいま運転中。

❄︎温度会議、

静かに開幕です。

 

冬になると、うちの実家では"温度会議"が静かに開幕します。

暖房の設定温度という、たったひとつの数字なのに、

家の空気まで変わる大問題です。

 

節電したい母と、寒さに弱い父。

その間で私は、厚着で中立を保つ冬の調停役です。

 

🧣母の節電

モード、今日も全力

 

「20度で十分よ。着れば暖かいんだから」

母は、確固たる節電マインドで宣言します。

根拠はふわっとしていますが、意志だけは誰よりも強いです。

 

「昔なんてね、ストーブ一台で家じゅう暖まったの。気合いが違うのよ」

もう暖房の話というより、人生訓に近いです。

 

父は厚手のベストにひざ掛けを追加しながら、

「でも寒いものは寒い!」と反論します。

体感重視、一本勝負の男です。

 

🚲"エアロバイク作戦"

 

「運動したらあったまるのよ。ほら、エアロバイク漕ぎなさい」

母の提案は、急にスポーツジム寄りです。

 

父はリモコンを握ったまま、そっとテレビ画面に視線を戻します。

絶対に漕がないという意思が、背中から伝わってきます。

「一日10分で代謝が上がるって聞いたのよ。どこで聞いたかは…まあ忘れたけど」

母の情報源はだいたいテレビの健康特集か、ご近所ネットワークです。

 

私はというと、ひざ掛けにマフラーを足して静かにレイヤー強化。

ここは北欧ではないですが、体感は北欧です。

 

🌡️そして、いつもの結論へ

 

そうして、小さな攻防戦の末、設定温度は23度に落ち着きます。

我が家の冬の"定番ライン"です。

 

「でも足元が冷えるんだよなぁ…」と父。

「じゃあカイロ貼ればいいじゃない」と母。

節電の未来は、今日もカイロ頼みです。

 

🍵家族のあたたかさは、

設定温度の外側に

 

暖房の温度はきっと電気代や体感温度だけで決まるものではありません。

 

同じリビングで、同じ時間を過ごしたいという気持ちが、

家の空気をそっとあたためているのだと思います。

 

今年の冬も、実家はちょっと寒くて、やっぱり暖かいです。

 

 

母、再び種をまく

〜家庭菜園でたどる、母のやる気シリーズ〜

冬の庭で雑草を抜いたら、野菜の芽が出たーー

いや、"母のやる気"の芽だったのかもしれません。

ほんの小さな草取りのつもりが、家庭菜園リスタートの合図になるなんて。

実家で起きた、小さな「再生」の物語。

寒さの中にも、芽吹きは静かに始まっていました。

実家の庭は"なんちゃって畑"だった

 

かつて実家の庭は、父と母の「なんちゃって畑」でした。

トマトにナス、ピーマン。収穫シーズンには毎日がちょっとしたお祭り。

けれど年々、畑は縮小し、最後は庭の片隅だけに。

 

気づけば今、その片隅すら"雑草王国"に。

 

実家に行くたびにその景色を見ると、胸の奥が少しざわつきます。

「今日は見なかったことにしよう」と思っても、雑草たちは風に揺れて"ほらね、まだここにいるよ"と主張してくるのです。

ほんと、あの主張の強さ、見習いたいくらいです。

 

草取りが、まさかの再始動ボタンに

 

ある日、少し時間があったので、蛇口のそばの小さなスペースだけ草取りをしました。

ついでにスコップで土を起こして、根っこまで除去。

ちょっとした達成感とともに、「今日の善行完了」と帰宅。

 

そして次に行った日。

庭に、小さな種の袋が転がっていました。

 

「これね、撒こうと思って」

母が当然のように言うのです。

どうやら、私が草取りした場所が"畑候補地"に昇格したらしい。

 

「蛇口も近いし、水やりもラクなのよ」と、

すでに環境チェックまで済ませている母。

その行動力、冬でも発芽力抜群です。

 

"野菜は勢いで始まるもの"という名言

 

「苗は?」と聞くと、母は笑いながら言いました。

「遠くまで買いに行くの面倒だから、スーパーで種を買ってきたの」

 

…出ました、新名言。

"野菜は勢いで始まるもの"。

 

気づけば私も、スコップを片手に手伝っていました。

母の手つきは見事で、長年の勘が戻ったよう。

伊達に長年、家庭菜園をやってきたわけじゃありません。

 

私はというと「これ、どっちが上?」と聞きながら右往左往。

人生経験、深すぎる。

 

芽吹きは、母の笑顔とともに

 

帰り道、「あの草取り、無駄じゃなかったな」と思いました。

次に実家に行くのが、ちょっと楽しみです♪

芽が出ているかな。

母の笑顔も、きっといっしょに咲いている気がします。

 

芽が出たら写真を撮ろう。

そして、たぶん母は言うのでしょうーー

「これも育ててみようか」と。

 

あとがき🌱

 

母の「やる気の芽」は、気まぐれのようで、実はとても自然。

冬の庭でも、誰かの行動がほんの少し風を通すと、

心のどこかで眠っていた"育てる力"が顔を出すのかもしれません。

 

 

 

 

 

父の新年の抱負、"風邪をひかない"が家族の合言葉に

年明けの午後。

温かいお茶を手に、ソファーでくつろぐ両親。

お正月の恒例になっている「今年の目標」談義が、

今年もゆるやかに始まりました。

 

父の口から出たひと言に、思わず笑いがこぼれます。

 

父の新年の抱負は

"風邪をひかない"

 

「今年の目標は…風邪をひかない!」

 

ソファーにもたれたまま、父が真顔で宣言。

その言葉に、母がすぐさま反応しました。

 

「それ、去年も言ってた気がするけど?」

 

思い返せば、昨冬の父の風邪は長引いて、母は看病に追われ、私も実家通いが続いた日々。

だからこそ、今年の抱負は冗談ではなく、わが家にとってちょっと切実なテーマなのです。

 

"予防グッズ"は

そろっているけれど

 

「でも今年は違うぞ、マスクもあるし、加湿器も買ったし」

と自信満々の父。

 

「去年も買ってたじゃないの。箱のままだったけど」

と母の冷静なツッコミが入ります。

 

「…今年はちゃんと使う!」

 

どこかで聞いたような決意表明に、思わず笑ってしまいました。

でも、こうして笑い合える時間こそ、いちばんの健康のもとなのかもしれません。

 

"健康"が合言葉になった今年

 

 

「じゃあ私は"父に風邪をうつされない"を目標にするわ」

と母が宣言。

 

父が「おいおい」と笑って、

リビングにまた笑い声が広がります。

 

その穏やかな光景を見ながら、

"風邪をひかない"という小さな目標が家族にとって大きな支えになる気がしました。

 

おわりに

健康の話が笑い話で済むうちは、まだまだ大丈夫。

"風邪をひかない"を合言葉に、

今年も笑って元気に過ごしていこうと思います。