〜高齢の母の家庭菜園|母のやる気シリーズ①〜
冬の実家の庭で雑草を抜いたら、思いがけず家庭菜園が再スタートしました。
野菜の芽が出たーー
いや、"母のやる気"の芽だったのかもしれません。
ほんの小さな草取りのつもりが、母のたねまきのきっかけになるなんて。
寒さの中にも、芽吹きは静かに始まっていました。

実家の庭と小さな家庭菜園の思い出
かつて実家の庭は、父と母の「なんちゃって畑」でした。
トマトにナス、ピーマン。収穫シーズンには毎日がちょっとしたお祭り。
けれど年々、畑は縮小し、最後は庭の片隅だけに。
気づけば今、その片隅すら"雑草王国"に。
実家に行くたびにその景色を見ると、胸の奥が少しざわつきます。
「今日は見なかったことにしよう」と思っても、雑草たちは風に揺れて"ほらね、まだここにいるよ"と主張してくるのです。
ほんと、あの主張の強さ、見習いたいくらいです。
草取りをきっかけに家庭菜園が再スタート
ある日、少し時間があったので、蛇口のそばの半畳ほどの小さなスペースだけ草取りをしました。
ついでにスコップで土を起こして、根っこまで除去。
ちょっとした達成感とともに、「今日の善行完了」と帰宅。
そして次に行った日。
庭に、小さな種の袋が転がっていました。
「これね、撒こうと思って」
母が当然のように言うのです。
どうやら、私が草取りした場所が"畑候補地"に昇格したらしい。
「蛇口も近いし、水やりもラクなのよ」と、
すでに環境チェックまで済ませている母。
その行動力、冬でも発芽力抜群です。
そんな母に負けずに劣らず、父も任務を遂行しています。
高齢の父が任務を与えられた記事はこちら
母の種まきと家庭菜園の再挑戦
「苗は?」と聞くと、母は笑いながら言いました。
「遠くまで買いに行くの面倒だから、スーパーで種を買ってきたの」
…出ました、新名言。
"野菜は勢いで始まるもの"。
気づけば私も、スコップを片手に手伝っていました。
母の手つきは見事で、長年の勘が戻ったよう。
伊達に長年、家庭菜園をやってきたわけじゃありません。
私はというと「これ、どっちが上?」と聞きながら右往左往。
人生経験、深すぎる。
芽吹きは、母の笑顔とともに
帰り道、「あの草取り、無駄じゃなかったな」と思いました。
次に実家に行くのが、ちょっと楽しみです♪
芽が出ているかな。
母の笑顔も、きっといっしょに咲いている気がします。
芽が出たら写真を撮ろう。
そして、たぶん母は言うのでしょうーー
「これも育ててみようか」と。
まとめ|冬の実家で始まった小さな種まき
家庭菜園は土と種だけで始まるものではないのかもしれません。
きっかけは、ほんの小さな草取り。
でもそこから、母のやる気が芽を出しました。
冬の庭は静かに春を待っています。
シリーズ②はこちら
小さな芽が出るように、できることも少しずつ。
今の暮らしを、長く大切に重ねていくために。
実家での小さな出来事や、親との日常は、他の記事でも記録しています。よかったらこちらものぞいてみてください。