〜高齢父の転倒①〜

またかーー。
早朝に鳴るスマホ。
この時間帯の電話って、だいたい"ろくでもない内容"だったりします。
しかも、着信相手は実家。
「あぁ…何かあったな」
そう思いながら出るのも、最近ではすっかり慣れてきました。
以前にもありました。
記憶にも新しい、あの出来事。
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転倒してその場で朝を待った父
今回も、母からの連絡。
「お父さんが転んで動けん」
朝から情報量が多い。
聞けば、夜中にトイレへ行こうとしてつまずき、そのまま転倒。
しかもーー
動けないので、その場で朝を待っていたそうです。
いや、"その場で朝を待つ"って何。
RPGなら「10回休む」くらいじゃ回復しないやつです。
前回は膝下を痛めたものの、体自体は動かせていました。
でも今回は違う。
尻を強打。
これが厄介。
お尻って、普段あまり意識しないけれど、
・座る
・立つ
・起き上がる
・踏ん張る
全部に参加してる重要パーツ。
そこが痛いと、人は一気に詰みます。
とはいえ、転んだ場所にいつまでも寝ているわけにもいかない。
とりあえずベットまで移動作戦開始。
「行くよー、せーの!」
「いたたたたたた!」
「もう一回、せーの!」
「いたたたたたた!」
進まない。
まるで"痛み付き人力搬送ゲーム"。
なんとか少しずつ移動し、ようやくベットへ。
そこで冷静に状況整理。
・ろれつは回る
・手足は動く
・つまずいて転倒
・打撲なのか骨折なのか不明
つまり、脳の異常というより"怪我"の可能性が高い。
でも、高齢者の転倒は本当に怖い。
骨も弱くなっているし、以前にも骨折してコルセット生活を経験済み。
「これ、病院かな…」
当然そうなる。
総合病院の休日外来の思い出
でも、その瞬間。
家族全員の頭に、同じ記憶がよぎりました。
ーー以前、総合病院の休日外来に担ぎ込んだものの、
結果は「特に異常なし」。
湿布と痛み止めを処方されて完了。
ただし、
めちゃくちゃ大変だった。
動けない父を動かし、
待つ。
移動する。
疲れる。
本人も家族も消耗する。
高齢者の受診って、行くだけで一大イベントなんですよね。
だから今回は、
「うーん…一旦、痛み止め飲んで様子見る?」
という流れに。
病院も開いていない時間。
私も一旦帰宅。
…とはいえ、眠れるわけがない。
スマホを枕元に置き、"次の着信が来ませんように"と思いながら横になるのでした。
増えていく"実家からの早朝連絡"
最近、早朝の電話が少しずつ増えてきました。
転倒。
体調不良。
「ちょっと来て」。
若い頃にはなかった連絡。
年を取るって、こういうことなんだなと実感しています。
親はいつまでも元気な気がしていたけれど、
実際には少しずつ、"できないこと"や"危ないこと"が増えている。
そしてこちらも、
スマホの着信音ひとつで心拍数が上がる年齢になってきました。
高齢父の転倒②
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高齢父の転倒③
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